展覧会カタログ扉のミュシャ肖像写真は、スタイケン (Edward Steichen 1879-1973) 撮影による。
スタイケンは、写真の黎明期に写真家として活躍しただけでなく、ニューヨーク近代美術館写真部門ディレクターをつとめ、今も世界に影響を与え続けている写真展『ファミリー・オブ・マン』(1955年 日本人写真家では、石元泰博、濱谷浩らが参加)を企画、日本を含む世界38ヶ国で開催したキュレイターでもある。
ポートレート写真、ファッション写真、戦争写真など写真の新しい分野の開拓者であり、写真芸術の確立に寄与した。写真家、キュレイターのみならず、画家、園芸家としても著名。
『ニューヨーク・ブルックリン美術館の
ミュシャ展』 ポスター (1921年)
『スラヴ叙事詩』展の展覧会カタログ (左 表紙 右 扉 見開き)
1921年 ニューヨーク
『スラヴ叙事詩』展の展覧会カタログ 1919年 プラハ
1910年に制作をはじめた『スラヴ叙事詩』は、第一次世界大戦(1914-1918)があったことも影響して、1928年にようやく完成し、プラハ(1928年)とブルノ(1930年)の展覧会でチェコ国民に公開しました。
展覧会の序文でミュシャは、「『スラヴ叙事詩』のねらいは人類の希望をはぐくむことにある」と語り、『スラヴ叙事詩』全20点をプラハ市に無償で寄贈することを述べています。
『スラヴ叙事詩』展の展覧会カタログと解説(右) 1928年