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プラハ城切手

プラハ城
 中央はプラハ城と呼ばれるフラッチャヌィ城です。 シルエットのため見えるのは聖ヴィタ大聖堂の屋根と尖塔だけですが、チェコ国民には一目でフラッチャヌィ城とわかります。 右手前のドームと塔は聖ミクラーシュ教会。 聖ミクラーシュは英語ではセント・ニコラウス、つまりサンタ・クロースと同じです。
太陽
 プラハ城の後ろには太陽が描かれていますが、カレル橋から北にプラハ城を眺めるこの方向に太陽が見えることは実際にはあり得ません。 太陽にクレームがついて後の版では太陽は削られました。 そのためなかにはミュシャがミスをしたという人もいます。 しかし当時プラハにアトリエを構えていたミュシャはプラハ城の方角はよくわかっていました。なぜ ミュシャは見えるはずのない太陽を描いたのでしょう?
 ミュシャが描いたのは現実の太陽ではなく、太陽が象徴するチェコの未来の希望でした。 太陽をあらわすスラヴ古代神のスヴァントヴィトは希望を象徴し、ミュシャの絵にはしばしば象徴的に描かれています。 
スラヴ菩提樹
 プラハ城の両側には、チェコの国の木スラヴ菩提樹のハート形の葉が描かれていてます。  スラヴ菩提樹を頭につけた女性はスラヴィアと呼ばれ、スラヴの理想を女性の姿で表現しています。 ミュシャの描くハートは、心や愛をあらわすと同時に、スラヴを象徴しています。 金額を示す数字の脇のハートも同じです。
渦巻き
 プラハ城を囲む枠には渦巻きの模様を飾っています。 渦巻きは水をあらわし、水の青はスラヴ民族が今のように多くの国に分かれる前のひとつの民族だった太古の時代をあらわし、スラヴはひとつというメッセージなのです。 ミュシャの絵には渦巻き模様が繰り返し登場します。
ハト
 ハトは、スラヴ民族が平和を愛する人たちであることを表わしています。 また、スラヴの民俗家具などの飾りにもよく使われていてスラヴ民族の象徴にもなっています。

プラハ城切手

プラハ城切手

スラヴィア